
最終更新日:2026年05月12日
賃貸スモッカ・賃貸EXとは?
「スモッカって怪しい?」「キャッシュバックは本当にもらえるの?」——そんな疑問を持って検索された方に向けて、このページでは賃貸スモッカの実態を仲介会社の視点からお伝えします。
当社(株式会社マチラボ)はかつてスモッカに掲載していた時期がありますが、現在は掲載をやめています。その経験も含め、ユーザー側・掲載側の両面から客観的にまとめました。
賃貸スモッカは、東証プライム市場に上場する株式会社じげんが運営する賃貸物件検索サイトです。全国の賃貸物件を一括検索でき、掲載物件数は500万件以上とうたっています。同じじげんが運営するサイトとして賃貸EXがあり、スモッカと運営会社・キャッシュバックキャンペーンが共通しています。外見は異なるサイトに見えますが、実態的には同じ仕組みのサービスです。
スモッカの最大の特徴かつ集客の核は「キャッシュバック(入居お祝い金)」です。スモッカ経由で物件に問い合わせ・成約した場合、最大5万円(家賃1ヶ月分)が受け取れるというキャンペーンを継続的に実施しており、このキャッシュバックを目当てにスモッカを使うユーザーが多いのが実態です。ただし「対象者全員にもれなく」という表現には注意が必要です(後述)。
スモッカの物件情報の実態|SUUMOからの転載が主体
物件情報の大半はSUUMOなどからの転載
スモッカが「500万件以上」と掲載件数を強調するのは、SUUMOやアットホームなど大手ポータルサイトの物件情報を許可を得て転載しているためです。スモッカが独自に取得・掲載している物件は限られており、スモッカにしか掲載されていないという物件はほぼないと考えて問題ありません。
スモッカと直接契約している不動産会社は少ない
当社は以前、スモッカと直接契約して物件を掲載していたことがあります。しかし掲載側としてのメリットを感じられず、現在は掲載をやめています。スモッカに直接掲載契約をしている不動産会社はそもそもSUUMOやHOME’Sと比べると多くなく、大半はSUUMO等の情報がそのまま反映されている状態です。
お部屋探しにおススメの賃貸物件情報サイト|SUUMO・HOME’S・アットホームなどの特徴と注意点
スモッカの評判|ユーザーからよく聞く不満
おとり物件が多い
スモッカに対する口コミで目立つ不満のひとつが、おとり物件(実際には借りられない物件)の存在です。「問い合わせたら『すでに決まっています』と言われた」「マンション名を教えてくれない」といった声がSNS上にも多く見られます。
スモッカ側は「掲載110番」という通報制度を設けていますが、転載物件が多い構造上、情報の鮮度管理に限界があるのは否めません。相場より明らかに安い物件は注意が必要です。
パノラマや動画がなく、情報が薄い
SUUMOなどと比べると、スモッカはパノラマ画像や内覧動画の掲載に対応していないケースが多く、物件の詳細情報という点では情報量が劣ります。これはスモッカと直接契約している不動産会社が少なく、転載元の情報がそのまま表示されていることに起因しています。
問い合わせ後に電話がしつこい
スモッカには、不動産会社に代わってスモッカ側が問い合わせ者に直接電話をかける「スマート電話」と呼ばれるオプションがあります。このオプションを利用している不動産会社が多く、問い合わせ後に複数の電話がかかってくることがあります。
スモッカへの問い合わせフォームへの電話番号入力は任意ですが、キャッシュバックキャンペーンの対象になるには電話番号の登録が必須です。キャッシュバックを受け取りたい場合は電話番号を登録することになり、その後、不動産会社やスモッカからの電話がかかってくる可能性が高くなります。電話が苦手な方は注意してください。
スモッカのキャッシュバックは本当にもらえるのか?
スモッカのサイトに掲載されているキャッシュバックキャンペーンの情報をまとめます。
「対象者全員にもれなく」の意味
スモッカは「応募対象者全員にもれなく」という表現を使っていますが、この「応募対象者」になるためには複数の条件をすべてクリアする必要があります。条件をひとつでも満たさなければ、応募対象者にすらなれません。
キャッシュバックを受け取るための主な条件
- スモッカ公式サイトのお問い合わせフォームから問い合わせること(電話・フリーダイヤルは対象外)
- 問い合わせから4日以内に事前申請を完了させること
- 問い合わせした物件に実際に入居すること(途中で別の物件に変えると対象外)
- 入居から半年後の14日間という応募期間内にアンケートを送信すること(スモッカからの事前リマインドなし)
- アンケートは2,000〜5,000字程度の記述式+写真複数枚の提出が必要
- 振込先は楽天銀行の口座のみ対応(他の金融機関には振り込まれない)
- 審査後1〜2ヶ月で振込(審査結果の通知なし、振込をもって結果とする)
- 振込者名義はスモッカではなく別名義になる場合がある
キャッシュバックに関して、不動産会社は一切関与していません。スモッカ(株式会社じげん)が独自に行うキャンペーンであり、不動産会社の費用負担もなく、担当者も詳細を把握していないことがほとんどです。「キャッシュバックの話を不動産会社に聞いてもわからない」のは当然です。
実際の口コミ|もらえた人・もらえなかった人の声
実際にキャッシュバックを受け取れた人の声と、受け取れなかった人の声の両方があります。
もらえた人の声(要約)
- 「半信半疑で応募したが、本当に5万円が振り込まれた。ただし応募フォームの入力が死ぬほど面倒だった」
- 「アンケートに4〜5時間かかった。入居半年後の期限をカレンダーに入れておいて正解だった」
- 「引っ越しの出費が大きかったので助かった。楽天銀行の口座開設が手間だったが仕方なかった」
もらえなかった人・後悔した人の声(要約)
- 「丁寧にアンケートを書いて書類も送ったのに、不備通知が迷惑メールフォルダに入っていて気づかず期限切れになった」
- 「入力だけで1日仕事になった。ここまで大変だとは思わなかった。振り込まれなかったら本当に腹が立つ」
- 「スモッカで事前申請したのに、違う物件を問い合わせた際に再申請が必要だと知らず、5万円をもらい損ねた」
- 「3,000字以上書いたのに振り込まれなかった。理由も教えてもらえない」
普通に考えれば「全員に渡していたら赤字」
正直に言えば、問い合わせしたすべての人がキャッシュバックを受け取れるなら、スモッカは赤字になります。期限・手順・書類・アンケート量・楽天銀行口座必須という複数のハードルは、受け取りを難しくする設計として機能しています。「もらえた」という声がある一方で「もらえなかった」という声が多いのも、この構造が背景にあると考えられます。
見落とされがちな「審査がある」という事実
キャッシュバックには、条件を満たして応募した後にじげん社による審査が行われます。すべての手順を踏んでも、審査を通過しなければ振り込まれません。審査結果の通知は一切なく、振込の有無によってのみ結果がわかる仕組みです。書類の不備があれば7日以内の再提出が求められますが、通知メールが迷惑フォルダに入って気づかなかったというケースも多く報告されています。
✅ 条件をすべてクリアすれば本当に振り込まれる
⚠️ 手順が多く、途中の落とし穴でもらえなくなるケースが多い
⚠️ 半年後の14日間という応募期限を自己管理しなければならない
⚠️ 楽天銀行口座の開設が必須(他行は対象外)
⚠️ アンケートは膨大な量(2,000〜5,000字+写真複数枚)
⚠️ 条件を満たしても審査があり、通過しなければ振り込まれない
⚠️ 審査結果の通知なし・不支給の理由も説明されない
⚠️ 不動産会社は内容をほぼ把握していない
掲載側(不動産会社)から見たスモッカ
当社は以前スモッカと直接掲載契約をし、しばらく利用していましたが、現在は掲載をやめています。
スモッカは不動産会社向けに「追客のためにスモッカ側が電話をかけるオプション」を提供しており、問い合わせ者への電話件数が増えやすい仕組みになっています。また、キャッシュバックによってユーザーを集めるビジネスモデルのため、物件情報の厚さやパノラマ・動画といったコンテンツ充実度よりも、「問い合わせ数を増やす」方向に設計されている印象を受けました。
当社では、お部屋を探しているお客様に物件をより正確にイメージしていただくため、詳細な室内写真やパノラマ画像の掲載を重視しています。しかしスモッカはそうした詳細情報をしっかり掲載できる環境が整っておらず、当社の方針と合わないと判断したことも、掲載をやめた理由のひとつです。SUUMOやアットホームに直接掲載する方が、物件情報を充実させる観点でも効果的と考えています。
スモッカを使うのが向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| キャッシュバック目当てで手間を厭わない人 | 電話営業が苦手・嫌いな人 |
| 楽天銀行の口座をすでに持っている人 | 問い合わせから短期間で決めたい人 |
| 入居から半年後まで書類を管理できる几帳面な人 | 手続きが苦手・書類管理が不安な人 |
| 物件がほぼ決まっており、スモッカ経由で問い合わせるだけの状況の人 | まだ物件を幅広く探している段階の人 |
| アンケートや感想文を書くことに抵抗がない人 | 「あの物件よりこっちの方が良い」と途中で変えたくなる可能性がある人 |
「問い合わせした物件以外に入居するとキャッシュバック対象外」という条件は非常に厳しいポイントです。物件を探しながらスモッカを使い始めると、後で気に入った別の物件に変えた時点でキャッシュバックを受け取れなくなります。物件をある程度絞り込んでからスモッカで問い合わせるのが正しい使い方です。
お部屋探しはSUUMOやHOME’Sを優先するのが現実的
スモッカで表示される物件の多くはSUUMOやHOME’Sにも掲載されています。それならば、物件探し自体はSUUMOやHOME’Sで行い、情報量の多い状態で比較検討する方が合理的です。
SUUMOやHOME’Sはパノラマ画像・内覧動画・間取り詳細・過去の掲載履歴なども確認しやすく、物件の情報量という点でスモッカを大きく上回っています。キャッシュバックの5万円は魅力ですが、物件選びを「スモッカで見つけた物件に縛られる」形にしてしまうリスクを考えると、まずは大手ポータルサイトで物件を絞り込んでから判断するのが無難です。
お部屋探しにおススメの賃貸物件情報サイト|SUUMO・HOME’S・アットホームなどの特徴と注意点
よくある質問
スモッカは東証プライム市場に上場する株式会社じげんが運営するサービスであり、詐欺ではありません。ただし、キャッシュバックの条件が非常に複雑で、ハードルをクリアできずにもらえなかった人が多いことから「怪しい」という声が広まっています。サービス自体に問題があるというよりも、条件の複雑さと受け取れなかった経験から生まれた評判と理解するのが正確です。
どちらも株式会社じげんが運営する賃貸物件検索サービスです。サイトの見た目や名称は異なりますが、キャッシュバックキャンペーンの仕組みは共通しており、実態としてはほぼ同じサービスです。
スモッカには不動産会社に代わって電話をかけるオプション(スマート電話)があり、問い合わせ後に複数の電話がかかることがあります。キャッシュバックの応募にも電話番号が必須なため、完全に電話を避けることは困難です。電話が苦手な方は、最初からSUUMOやHOME’Sを利用することをおすすめします。
いいえ。スモッカの物件の大半はSUUMOやアットホームなどからの転載です。スモッカにしか掲載されていない物件はほぼなく、同じ物件を他のポータルサイトで見つけて問い合わせることができます。ただし、キャッシュバックはスモッカ経由の問い合わせが条件のため、キャッシュバックを受け取りたい場合はスモッカ経由で問い合わせる必要があります。
原則として審査落ちの通知や理由の説明はありません。振込がない場合は審査を通過しなかったと判断するしかない仕組みです。不備がある場合はメールで連絡が来る場合がありますが、迷惑メールフォルダに入ってしまい気づかなかったというケースも多く報告されています。応募後は必ずメールを細かく確認するようにしましょう。
まとめ:スモッカを使う前に知っておきたいこと
- スモッカと賃貸EXは同じじげんが運営。キャッシュバックの仕組みも共通
- 掲載物件の多くはSUUMOなどからの転載。スモッカにしかない物件はほぼない
- パノラマ・動画がなく情報が薄い。物件探し自体はSUUMOやHOME’Sが優先
- 問い合わせには電話番号が必須。その後、電話・メールが大量に届きやすい
- キャッシュバックは条件を全クリアすれば受け取れるが、ハードルは非常に高い
- 楽天銀行口座が必須・アンケートは数千字・半年後の期限を自己管理する必要がある
- キャッシュバックは不動産会社とは無関係。担当者に聞いてもわからないことが多い
- 物件が決まってからスモッカで問い合わせる使い方が、最もリスクが少ない
